中学受験本番まであと2日

Wellulu 編集部プロデューサー

堂上 研

受験生のみなさんがんばれ!

東京は2/1が中学受験の本番だ。welluluで京子先生との対談記事が、受験直前でランキング1位になったり、中学受験への注目の高さがうかがえる。https://stg-wellulucom-staging.kinsta.cloud/family-growth/10234/

長男(小6)が中学受験をしたいと言って、大好きなサッカーを休んで塾通いの日々を送っている。受験生の親の気持ちをはじめて感じている状況だが、僕以上にリラックスしている息子に、もう少し焦って欲しいと思ってしまう。本人は緊張しているのかもしれないが、いつまでもスイッチが入っていないのか、と親心で思ってしまうものだ。

元々、僕の生活は「朝型」なので、気にならないが、息子といっしょに朝早く起きて、リビングで勉強する息子に味噌汁やスープをつくるのが僕の朝のルーティーンになっている。この時期の日の出は6時30分前後なので、朝焼けを見るのが大好きだ。この太陽の力を感じる時間が心地よい。

東京にはたくさんの私立中学校があって、いくつかの説明会に参加した。息子も体験授業を受けたり、学校の雰囲気を見るのは楽しかった。ところが、正直な話、ほとんどの学校に魅力を感じなかった。中学までは義務教育だから、受験しないで良いと思っていた僕は、よほど行きたい学校がある(例えば、サッカー部が強い、とか・・)ときだけ、受験をすれば良いと思っていた。

塾の先生は、判断基準がそこしかないので仕方がないが、「偏差値」や「大学進学率」、さらに言うと試験の難易度などで、息子に中学校を推薦してくる。こちら側が「どういう中学に行きたいか」という意志を持たないと、本当に私立のほうが公立よりも良い、というイメージや、友だちも受験するから、というくらいのものになってしまう。

僕は、息子に見学や体験した中で行きたいところあった?と聞いた。息子は、「ひとつだけ、行きたい学校が見つかった。」と言ってきた。その中学校の体験授業を受けにいって、体育と算数に参加させてもらったのだが、本人は相当楽しかったようだ。そして、学校の雰囲気や考え方にも、彼のイメージがマッチしたようだった。親としても、ここは僕も学びがありそうだな、と思えるくらい魅力を感じたので、息子と考えが一致して嬉しかった。

受験者数とにらめっこしながら、過去問をやり続ける。中学受験は過酷だと言うが、本人が目標に向かって頑張っている姿は格好良い。すべての受験生が頑張っている。これですべての人生が変わるわけではない、そう楽観的に思うと同時に、せっかく頑張ったんだから、結果につながってほしい。親としては、最後はお祈りしかできない。

息子が行きたい中学校が、受験生応援動画をアップしていた。みんな、めちゃくちゃ楽しそうだ。この動画を観るだけで涙が出てくる。受験生のみんな、頑張った成果を発揮して欲しい。

はじめてのサッカーセレクション

次男(小4)は、1年前にサッカーをもっと楽しみたいと行ってチームを移籍した。素晴らしい指導者がいるところでたくさんの経験を積ませて頂き、本当にサッカーが大好きな子になっている。今、サッカー日本代表が、アジアカップで闘っているのもあるが、子どもたちのサッカー熱もすごいものになっている。アジアカップの大会の決勝ラウンドがはじまったが、全部の試合が面白い。

日本のプロサッカーリーグ(Jリーグ)が発足したのは30年以上前。僕の高校1年のときに比べたら、今の子どもたちは、格段にサッカーを知っているし技術もあってうまい。先週末、はじめて我が家の次男が「Jリーグ」のセレクションというものに参加した。集合場所に行くと、サッカーがうまそうな子どもたちが100人以上集まっている。

この子たちの生態系も面白い。アオアシというサッカー漫画で主人公のアシトが、はじめて東京のセレクションを受けたときには、こんな感じだったんだろうか?最初、チームに分けられて、指定されたコートの方に行く。子どもたち同士では、お互いに話をしない。ひとりでリフティングばかりをしている息子。他の子どもたちも、それぞれボールを蹴ったり、ドリブルをしたり。

あるチームは、誰かが「鳥かご(ロンド:4対1)をやろう」と言ったのか、仲間になってアップをはじめたりしている。コーチに呼ばれるまで、ひとことも話さない子もいれば、すごい仕切っている子もいる。同じ10歳でも、こんなに違うのか、と思って、その生態系を観るだけでも楽しい。子どもたちは、自分をアピールしながら、セレクションに挑んだ。この世代は、まだ成長がバラバラなので、背が高くフィジカルも強い選手、ボールを止めて蹴れる技術のある選手、チームに指示をだしてまとめられる選手など多様だ。

終わったあと、息子に「どうだった?」と聞いたら、「楽しかった」と言った。僕は、ついつい「あのプレイはこうした方が良かったんじゃない?」とか、「もっとこうしたら、うまくできたんじゃない?」と言ってしまった。「楽しかった。」でいいじゃないか!? こういう場で「サッカーが上手な子と触れ合えただけで、すごく良い経験になる」と思っていたのに、ついついせっかくセレクションを受けるのであれば、合格してほしい、と思ってしまって、無駄なアドバイスをしてしまった。

「いっしょにプレイした同じチームの子と友だちになれたよ。」と言っていた。

「息子よ、父さんが未熟で申し訳ない。」

わが子が頑張っているのだから、親心としてひいき目になってしまう。ついつい、子どもの結果につながって欲しいと思ってしまい、いろいろと言ってしまう。

先日、Welluluで子と親のウェルビーイングをテーマで話し合った。大人は、期待を押し付けないことが大事だと言っていたばかりなのに、なぜか「自分の子どもへの期待値が大きくなってしまう。」

受験にしろ、サッカーにしろ、楽しんでやれる子どもたちを尊敬している。

 

堂上 研 Wellulu 編集部プロデューサー

1999年に博報堂へ入社後、新規事業開発におけるビジネスデザインディレクターや経団連タスクフォース委員、Better Co-Beingプロジェクトファウンダーなどを歴任。2023年、Wellulu立ち上げに伴い編集部プロデューサーに就任。

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